久し振りに活字に触れる

最近、数年ぶりに活字っぽい、読書を目的とした本を購入してみた。


吉田 武 著
はやぶさ 〜不死身の探査機と宇宙研の物語〜
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4344980158/sr=1-2/qid=1165492125/ref=sr_1_2/249-7125742-0035509?ie=UTF8&s=books



小惑星イトカワ」へと旅立ち、約1年前にその地表に降り立った
日本の小惑星探査機「はやぶさ」と、その独創的な計画を生み出した
宇宙科学研究本部(ISAS)の物語を綴った本である。


はやぶさ計画を簡単に説明すると、
①大量の燃料が必要な化学燃焼推進を使用せず、少ない量の燃料で
 目的地に到達可能なイオンエンジンの連続運転による電気推進を使用し
②画像を元にした自律判断にて移動・観測を行い
小惑星表面の岩石を採取し
④再び地球に戻ってきて、そのサンプルを送り届ける
というものである。どこが簡単な説明だか(汗)


そんな堅苦しそうな内容の本、モーヲタに似合わねぇ〜と思うでしょうが
自分の知る限りでは、モーヲタって様々な雑学・趣味に長けている人が
多いんですよ。


現在、はやぶさ君は燃料漏れが原因の姿勢制御不能による行方不明のピンチから
見事に復活し、そろそろ地球へ帰還する準備中といったところ。
人間で例えると重体の状態なので、予断を許さない状況ですが
予定では、2010年6月に地球に帰還になるとのことです。


夜遅くまで、はやぶさ小惑星地表タッチダウンのリアルタイムインターネット中継に
一喜一憂していたのが懐かしい思い出です。


自分の情報不足で、イトカワの地表に自分の名前がはいった球体を送り届ける
キャンペーンに乗り遅れてしまった事が非常に残念でならない…
ちなみにこのキャンペーンには約88万人の応募があり、無事に小惑星
表面に応募者全員の名前が刻印された球体が届けられました。
自分があの世に逝っても、自分の名前が永遠に宇宙空間に彷徨い生き続けるって
なんかロマンチックでイイ話ですよね。


ってことで、今回は月に宇宙旅行ということで
日本の月探査機セレーネによる「月に願いを!」キャンペーンのスタートですよ!
http://www.jaxa.jp/pr/event/selene/index_j.html
自分の名前とメッセージを月に送り届けてみては如何でしょうか。