北海道 ヲタ的遠征日記 3日目

※昨日の続き
予定していたヲタ活動のナイトイン紺野への聖地巡礼はどうしたかって?
結局、今回は巡礼を見送ることにしました。
10月に会社の従業員旅行で再度北海道に行くことになったので
今回は無理して逝く事はないかなと…
その時までお楽しみは残しておこうと思います。


ホテルでの寝心地が大変良かったので、気持ちがいい目覚めでしたが
昨夜から心配事がありました。
この日は丁度、本州に巨大台風が上陸している最中で、帰りのトワイライト
エクスプレスが運休になる可能性が大だったのです。
ややこしい話になりますが、運行機材のやり繰りの関係上、北海道の天気が
快晴で札幌発の列車が出発OKだとしても、大阪から出発する列車が台風などの
影響で運休になると自動的に札幌発も運休になってしまうという悲しい運命が…


これでは、せっかく苦労してゲットしたA個室 ロイヤルがふいになってしまうorz
天気予報の台風進路予想では、大阪発のトワイライト出発前に通過してしまう
であろうとのことなので、何とか大丈夫であろうことを信じて洞爺に向けて出発です。

札幌駅から洞爺駅までは、予定通りスーパー北斗グリーン車に乗り込みます。
自分はグリーン車乗車は683系しらさぎ以来これで2回目ですが、鉄ヲタの部下の方は
今回が意外や意外初めての経験とのこと。
本州のJRグリーン車とは違って、この列車のグリーン車は飛行機でいうキャビン
アテンダントにあたるお姉さんが、色々とお世話をしてくれます(右の写真の制服を
着たお姉さんです)


また、この列車の特殊な機能の1つとして先頭車に小さな窓&お立ち台が設置されていて
運転手気分を味わうことが出来ます。

こんな視点の写真はなかなか撮る事は出来ませんよ!
特に東室蘭駅以降は電線が無いので前方は、先に延々と伸びる線路と大自然の景色のみ!
天気が晴れていればもっと素晴らしい写真を撮る事が出来たはず。


そんなこんなで約1時間30分で洞爺駅に到着しました。

この地は火山活動が今でも活発で、市街地に近いというのに地面から白煙が噴き出していて
非常にヤバイかも…


日帰り温泉がある温泉街は、洞爺湖の湖岸にあります。

右の写真の山の上にて雲で覆われている建物は、来年の7月に先進国首脳会議
いわゆるサミットが開催される開場である、『ザ・ウィンザーホテル洞爺』ですね。
なんでも、一番すごいスイートルームは1泊するのに140万円かかる
超高級ホテルだそうで…
そんな高級なホテルとは無縁なヲタ旅行ご一行は、日帰り温泉が関の山です…


源泉100%の掛け流し温泉を堪能した後、洞爺駅から帰りの
トワイライトエクスプレスに乗り込みます。



暫くホームで待ってたら、念願のA個室ロイヤルが

キタ━―━―━―(゚∀゚)━―━―━―!!


今夜の宿は、A個室ロイヤル 2号車2号室です。



部屋に入って程なく、車掌さん続けてボーイさんが来てウェルカムドリンクを
持ってきてくれました。いやー、これが噂のA個室のサービスなのか〜

列車旅行ぽくなくてとても新鮮です。


折角なので、列車の中で優雅にグラスを傾ける写真をパチリ!

・・・全然様になってねー!!
部下の鉄ヲタの方は非常に様になっていただけに、非常に凹んでしまった
えりザべすなのでした。


さて、待望のディナーの時間になったので食堂車『ダイナープレヤデス』に移動。
テーブルから窺うことが出来る狭いうえに揺れる厨房の中では、数人の
コックさんが忙しなく作業をしているのが見えます。

食堂車の他のテーブルも家族連れの人で満席です。
皆さんの様子を見てみると、何処と無く普段とは全く違う世界に
浮付いている様な感じに見えます(笑)
そんなこんなで最初の料理が出てきました。
いきなり世界3大珍味の1つ、フォアグラ御登場です!


鴨のフォアグラのソテー            鮑と冬瓜のコンソメ



すずきのヴァプール              黒毛和牛のポワレ 山葵風味

12000円も投資しただけあって、フォアグラやらアワビやら
黒毛和牛やら普段貧乏人には絶対口に出来ないものばかり!
特にバターソースが添えられた魚料理のすずきのヴァプールの旨さが
半端ではありません。間違いなく今までの人生で食べたもので
ベスト3に入る位めちゃウマです!
これ以外にも料理の合間毎にパンが3種類出てきたり、デザートありと
結構満腹になりました。

雄大な車窓を見ながらの本格的な食事も新鮮で、テーブルの向いにいる
鉄ヲタ部下が女性、出来れば絵里ちゃんだったら尚更よかったんだけどねぇ〜


メインディッシュの黒毛和牛が出されたときに記念にポラ写真如何ですか?
ということで普段は写真に写るのが嫌いなえりザべすも300円程の料金を
払ってやっちゃいました『必殺!、うさちゃんピ〜ス』

撮って貰ったポラ写真は、今回のディナーのメニューに貼り付けて渡されます。

ディナーの後は再び青函トンネルを通過する以外は、特にイベントは無し。
セミとはいえダブルベットを大の大人の男2人で使用することによる
アッーな展開はもちろん無く、ロイヤルの一夜を快適に過ごして
翌朝、富山で下車して今回のヲタ旅行は幕を閉じました。


初めてのトワイライトエクスプレス、大満足です!
次回はのんびり1人旅で、是非ともまた乗ってみたいですね。
部下も、過去の鉄旅行の中で一番面白かったと言ってもらえて
切符を確保するのに苦労した甲斐があったというものです。